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アヴニールブログ
普段使っている塩は危険!
前回のブログは水がどれだけ人の身体にとって大事なのかという内容でしたが、その時に水と塩を摂る必要があると書きました。
なので、今回は塩について書こうと思います。前回のブログで人の細胞液は水と塩で構成されていると書きました。そこに付け加えると、私たちは全員それぞれの母親のお腹の中で育って産まれてきましたが、妊娠中の女性のお腹の中には赤ちゃんを守るための羊水という液体で満たされています。この羊水は99%は母親の血液の成分から作られたものなので、水と塩で構成されています。
私たちは水と塩でできている液体の中で最初は育てられ、私たち自身の身体も水と塩でできています。そのため、塩というのは身体にとって非常に重要な物質です。
塩の体内での機能には体内のミネラル不足の解消、細胞液の構成、体内のコミュニケーション機能の補助、浸透圧による物質の交換、ナトリウムとカリウムによるポンプ作用の補助があります。これらの機能は人の身体の中でも特に重要な機能ばかりなので、塩が不足していると身体への悪影響が出てしまいます。
例えば、胃もたれ、吐き気、疲れ、皮膚の乾燥、低血圧、下痢など他にも挙げられますが、これほどまで多くの症状が塩不足によって引き起こされます。
1日に必要な塩の量としては、最低でも2g〜6gといわれています。さまざまな料理などで塩を使用しているので、この量は満たしていると思われる方が多いと思いますが、ここが最も重要な問題です。
実は私たちが普段使用している塩は本当に摂らないといけない塩ではないのです。文明が進化して、塩も大量生産が可能になり手軽に買えるようになりましたが、あの塩は精製される過程でさまざまな元素が取り除かれてしまっています。
そして、残ったものが塩化ナトリウムと呼ばれるもので、これが現代では塩と呼ばれています。この塩化ナトリウムが身体にあまり良い影響を与えず、むしろ害になりうることがあります。
塩化ナトリウムは体内に入るとカリウムやカルシウム、マグネシウムなどと結合しようとします。これらが体内にない時は腎臓が塩化ナトリウムを排出しようと働きます。
腎臓は1日に5〜7gの塩を排出することができますが、塩1gを排出するためには水が23g必要になります。その水が足りない時は細胞液を代用するのですが、細胞液を使いすぎると細胞が死んでしまいます。
つまり、私たちが普段摂っている塩、塩化ナトリウムを摂りすぎると、体が塩化ナトリウムを排出しようとして最悪の場合、細胞が死んでしまうことがあるということです。
逆に本当に摂るべき塩としてすすめられているのが天然の岩塩です。
特に、ヒマラヤ山脈で採れる岩塩が人の健康に最も良い影響を及ぼすとされています。天然の岩塩にはさまざまな元素が含まれており、ミネラルが豊富です。
精製された塩のように人の身体に対して攻撃的な要素もないので、安心して摂取することができます。ただ、岩塩のデメリットとして、粒が大きいため細胞膜から吸収することが少し難しいということが挙げられます。
これに対して、ヒマラヤ山脈の岩塩は高い圧力によって結晶化された塩が非常に水に溶けやすいという性質を持っているため、体内に入れても細胞膜から簡単に吸収されるといわれており、これが理由で最も身体にとって良い塩といわれているのです。
しかし、天然の塩には人工的につくることのできる塩に比べて価格は高くなってしまうという欠点があります。
しかし、健康という人の身体にとって最も重要な部分を考えると、天然の岩塩を摂るべきだと思います。塩にもこだわって健康的な食事にしていきましょう!