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アヴニールブログ
肩がなぜ凝るか知っていますか?自分の肩凝りのタイプを理解して対処しよう!
今回は「肩凝り」についてのお話です。肩凝りは日本人の体の悩みの中でダントツの1位で、実際に私が担当するお客様でも肩凝りに悩まれる方は多いです。
まず肩凝りで気をつけなければいけないのが、肩凝りは病名ではないということです。つまり「あなたは肩凝りです」と診断されるものではなく、本人が肩が凝っていると感じると肩凝りですし、第三者が肩の硬さだけで肩凝りと判断するものではありません。また、肩凝りといっても人によって痛みの種類や気になる箇所が異なってきます。そこで今回は肩凝りの種類・原因について解説していきます。
5つの肩関節と関係する筋肉
肩凝りは字の通り肩関節周辺で起きる体のエラーなわけですが、肩凝りに関与する関節は人の体には5つ存在します。それが胸鎖関節・肩鎖関節・肩峰下関節・肩甲上腕関節・肩甲胸郭関節です。これらの関節がどこか1つでも動かしづらくなったり、正常に機能しなくなるとその負担が他の関節やその周りの筋肉に影響を与え、結果として肩を痛めたり肩凝りにつながります。
肩凝りに関係する筋肉でいうと多くの場合は肩甲挙筋と僧帽筋上部になります。僧帽筋上部は後頭部から肩にかけてある筋肉で、肩凝りの人に多い肩が通常よりも挙上している状態はこの僧帽筋上部が拘縮していることが原因になります。
また、肩甲挙筋も肩の引き上げに関係する筋肉であり、ここに働く力が必要以上に強いと肩が挙上されて肩凝りの原因になります。
呼吸の見直し
慢性的に肩凝りに悩まれている場合にさらに気をつける必要があるのが「呼吸」です。腹式呼吸ができず、横隔膜がうまく使えていない浅い呼吸を常にしていると肋骨が開いた状態になります。このような状態になると胸式呼吸になってしまいます。胸式呼吸の場合、横隔膜の動きをカバーするために肩周りの筋肉が動員されます。そうすると、肩周りの筋肉が必要以上に使われて肩が凝ってしまいます。呼吸は1日2万回行われるので肩凝りに悩んでいる人は呼吸を見直すこともおすすめです。
肩を内巻きにさせる筋肉
現代の生活で肩周りの悩みとして多く人が悩まれるのは肩が内に入る「肩の内旋」です。内旋に関係する筋肉は主に3つあります。それが「広背筋」「大胸筋」「肩甲下筋」です。特に肩甲下筋が内旋に大きく関わるのですが、肩甲下筋が拘縮していると肩関節の屈曲、つまり腕を前から挙げてくる動作を行いにくくなります。
また、背中の真ん中にある広背筋が拘縮すると肩甲骨の動きが悪くなります。その結果、肩関節を挙上する際にどんどん不快感や窮屈感を感じてしまいます。
肩甲骨を下げる筋肉
肩凝りで最も多い肩の挙上や内旋への対処法ですが、まずは挙上させる筋肉のリリースです。そしてその上で肩甲骨を下制させる筋肉を鍛えるということが必要になります。肩甲骨の下制に効果的な筋肉は「広背筋」「鎖骨下筋」「小胸筋」「三角筋」です。そのため背中・胸・肩の筋肉をバランスよく鍛えることが肩甲骨の下制には必要になります。
まとめ
今回は肩凝りの原因をタイプ別に分けて解説しました。肩凝りといっても様々な筋肉や関節が原因であるということが理解できたのではないでしょうか。これを元に私たちはお客様の肩凝りの原因を触診やストレッチの中で探りながらお客様一人ひとりに適した処方を行い、トレーニングで筋力のバランスの取れた体に近づけていきます。肩凝りで悩まれているのであれば、ぜひ一度お越しください。
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