知らないともったいない！狙った筋肉を動かす重要性

2023年8月12日

岩本健汰

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知らないともったいない！狙った筋肉を動かす重要性

トレーニングを始めた際に回数やセット数や重量などを重要視してしまいがちです。
もちろん、回数やセット数や重量は非常に大切で、今後トレーニングを継続していく上での指標になりますので、記録をつけていくことをオススメしています。
しかし、カラダには“代償運動”という機能が備わっています。
カラダの動きは１つの筋肉だけで作られるものではなく、複数の筋肉が反応して作られます。なので、筋肉Aを使う方がパワーも出るし効率的にカラダを動かせる場面で筋肉Bが筋肉Aよりも強く作用してしまい、筋肉Bを本来の動作や運動の機能以外で使ってしまうのが代償運動です。
本来は怪我をしたり、疲労がたまってカラダを動かせなくなる状態が続かないようにする危機回避の為の能力なので、そういった場面で作用するのが望ましいのですが、
同じような運動や動作を繰り返しているだけの生活になると、普段使う筋肉以外の反応は鈍ってしまい、元気な状態で行うトレーニングや、普段と少し違う動作をした時にいつもの筋肉が代償運動をしてその動作を完結させるようになります。
そのような使い方が続くと、身体コントロールの感覚が鈍くなり、些細な段差で躓いたり、ぶつからないと思っていた壁にぶつかったりするようになります。この様な状態になっているにも関わらず、トレーニングの回数や重量が変化したところで効果は高まるでしょうか？この状態を改善せずにトレーニングを続けた結果、怪我に繋がり継続性を保てなくなってしまうのは本末転倒以外の何物でもありません。
なので、まずトレーニングを始めて重要視するべきは“狙った筋肉”を使えているかということです。トレーニングAをして筋肉Aを使っている感覚を掴む事がスタートラインです。
感覚がわからないままフォームだけ合っている状態でのトレーニングは長い目で見た時にリスクになるかもしれません。

感覚を入れるコツ

とはいえ、初めから感覚が鋭い人はめったにいません。継続していく中で感覚が掴める人もいれば、反復してもなかなか感覚がわからない人もいます。
個人差はありますが、出来るだけ早く感覚を掴む為のコツをお伝えしたいと思います。
それは、最大収縮ポジティブでキープすることです！
もちろん順序があるのでこれだけで感覚をつかみ切るのは難しいですが、まずは最大限力を発揮したところでキープします、そうすると筋肉がプルプルと震えてきて最後に対象の筋肉への刺激を感じます。これを丁寧に繰り返していくとスムーズ動かしても効いている感覚が出てきます！