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なぜトレーナーは寝る直前の食事を控えるようにアドバイスするのか?
私も含めて多くのパーソナルトレーナーは食事指導も行っています。それはダイエットや体作りのためには運動だけでなく、食事がとても大切になってくるからです。
そのなかで、もちろんどのようなものを食べるかであったり、どれだけ食べるかというところに重要視するのですが、それらと同じように何時に食事を取るかというところにも注目しています。意外かもしれませんが、同じ食べ物を同じ量食べていても食事を取る時間によって太りやすさは違います。特に寝る直前の食事は体重が増えやすいことがわかっています。
そこで今回は寝る直前の食事がなぜ太りやすくなってしまうのかということについて解説してきます。
寝る直前の食事が太りやすくなる理由3選
夕食から睡眠までの時間が2時間以内の場合、体重は増加しやすい傾向にあります。その理由は主に3つあります。
1つ目は夕食後に身体的活動を行わないため、食事で得たエネルギーを消費することがなく、体に蓄積されるということです。
基本的に人の体は食べたものからエネルギーを得て、それを体の筋肉や内臓、脂肪に貯めておいて運動など必要な時に使っていきます。つまり、エネルギーを蓄えてそれを使わなければ、体にどんどん脂肪という形で貯まっていきます。
そのため、夕方から夜にかけてあまり動かれない方は1日の食事の中で夕食での摂取カロリーを抑えることで太りにくくすることができます。
2つ目はインスリンの分泌が悪くなって血糖値が高いままの状態になることで脂肪になりやすくなるというものです。
炭水化物を摂取すると、体の中で糖に分解されて血糖値が上がります。その時にインスリンという血糖値を正常に戻すホルモンが出ます。しかし、夜になるにつれてメラトニンという睡眠を促すホルモンも分泌されます。このメラトニンが分泌されることによって、インスリンの分泌が悪くなってしまいます。そうなってしまうと、血糖値があまり下がらなくなってしまいます。血糖値が高い状態は脂肪を合成しやすくなってしまうので、メラトニンがすぐ分泌される程食事と睡眠の間隔が短いと太りやすくなります。
これを避けるため、夕食では炭水化物の摂取を控えるか量を調整することがおすすめです。
3つ目はBmal1遺伝子の存在です。これは体内時計に関するホルモンで特に脂肪細胞に脂肪をため込むことを促進させる機能があるのですが、この遺伝子は夜に活発に働くことがわかっています。そのため、生物は基本的に夜に脂肪を作ってエネルギーを貯めておいて日中でそれを使って活動するということです。
そのため、夜の食事で高カロリーなものを大量に食べていると太る可能性が格段に上がってしまいます。
まとめ
今回は寝る前の食事がなぜ太りやすくなるのかという理由を解説してきました。なんとなく夜にたくさん食べるのはよくないんだろうなと思っていた方も今回のブログで納得していただけたのではないのでしょうか?
ダイエットや体重管理はプロに任せることも必要ですが、自分自身で食事や体のことを理解しておくこともとても大切です。
ぜひ今回のブログを参考にして夕食を食べる時間や食べるものを見直してみてください!
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