そばダイエットの効果
そばは、ダイエットに役立つ成分を含んでいますが、ただ食べるだけでやせるというわけではありません。偏った食事はリバウンドするおそれがあります。また、栄養不足や便秘、貧血を引き起こすことも。ダイエットをする際は、規則正しい食生活と適度な運動を心がけ、そばの栄養を上手に活用してくださいね。
○ そばの栄養と効果効能
・血糖値の急上昇を抑える
そばは血糖値の急上昇を抑えてくれる低GI食品です。GI値とは、食後の血糖値の上がりやすさを示す指標のことです。GI値が高い食品は消化吸収されるスピードが速く、食べてもすぐに空腹を感じやすいことが特徴です。
白米のGI値が81に対し、そばは50。そのほかうどんやパスタなどと比べても低い数値です。GI値が低いそばはダイエット中におすすめの食べ物と言えます。
・糖質や脂質の代謝を助ける
そばに豊富なビタミンB1は、ブドウ糖からエネルギーを産生する際に必要です。糖質の多い食事を摂ったり、よく体を動かしたりする方は、意識して摂り入れたい栄養素。
また、そばはビタミンB2も多く含まれる食材。ビタミンB2は糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関係しています。発育ビタミンともいわれ、髪の毛や爪などの細胞の再生を促してくれますよ。
・筋肉作りをサポート
そばにはたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉を作る材料となる栄養素。万が一体内のたんぱく質が不足している状態が続くと、基礎代謝が落ちて痩せにくい体質になってしまうおそれがあります。
基礎代謝とは、じっとしているときでも生命維持のために消費されるエネルギー量のこと。ダイエット中こそたんぱく質を意識して摂るようにし、基礎代謝が維持できるようにしましょう。
・便秘対策
そばには、便秘対策に役立つ不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は便のかさを増して腸管を刺激し排便を促したり、腸内の有害物質を体の外に出す作用があります。また腸内善玉菌のエサにもなり、腸内環境を整えるはたらきがありますよ。
おすすめの食べ方
偏った食事でのダイエットはリバウンドの原因に。そば単品ではなく主菜、副菜と合わせ、栄養バランスを意識して摂り入れましょう。そばが健康に役立つからと言って食べ過ぎると、肥満の原因になってしまいます。一食あたりの量は、ゆでそば1杯分(約220g)程度が目安です。
また、そばを食べるタイミングも重要なポイント。朝6時から夕方16時までは、脂肪の合成を促すたんぱく質「BMAL1(ビーマルワン)」が低下する時間帯です。そばを夜遅くに摂るのは避け、朝や昼に食べるのがおすすめです!