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健康維持には必須の食物繊維！知られざる性質とその役割とは！

『食物繊維はエネルギー源にならない糖質』

今回は、様々な健康効果がある【食物繊維】についてお話しようと思います。食物繊維とは、人体の消化酵素では消化されない【多糖類】のことを【食物繊維】といいます。消化や吸収がされないまま消化管を通ることで【水分吸収をしてカサを増す】【他の栄養素に吸着する】【水に溶け出した際に粘性を出す】などといったように、様々な働きをしてくれます。

『食物繊維がもたらす健康効果とは』

上記でご説明したような働きをするものが食物繊維だということがお分かり頂けたかと思います。では次に、その結果どのような健康効果があるのかというと【食中のコレステロール吸収を防ぎ、血中コレステロール値の上昇を抑える】【糖質吸収を遅延させ血糖値の急上昇を防ぐ】【便秘改善や予防】【発がん性のある有害物質に付着して体外に排泄する】【腸内細菌の働きを活発化させる】などといった５つの効果が期待されます。

『食物繊維は2種類に分類される』

食物繊維は【水に溶けない不溶性食物繊維】と【水に溶ける水溶性食物繊維】に大きく分かれます。不溶性食物繊維の特徴は【腸内で水分を吸収して膨らみ】腸を刺激して便通を改善する働きがあります。また、不溶性食物繊維を多く含む食材は分類【豆類・殻類・野菜・きのこ類】などです。次に水溶性食物繊維の特徴はというと、体内で水分に溶け出すと【ネバネバと粘性を出して糖に吸着】し、糖が小腸から吸収される速度を遅め血糖値の上昇を緩やかにします。そして、脂肪の合成を促進する【インスリンの過剰分泌を抑え】
、【コレステロール吸収を抑える】働きがあります。また、これら２つの食物繊維は【2対1】の割合で摂取することが望ましいとされています。

『食物繊維を多く含む食品』

先ず、不溶性食物繊維を多く含む食品は【ほうれん草・ピーマン・キクラゲ・さつまいも・じゃがいも・大豆・玄米・雑穀】などになります。次に水溶性食物繊維を多く含む食品は【大根・オクラ・ワカメ・昆布・いちご・りんご】などで、両方を重く持ち合わせている食品は【ごぼう・にんじん・カボチャ・アボカド・納豆】などになります。

『まとめ』

今回は食物繊維についてお話しました。実は食物繊維にも種類があり、食品によっては同じ食物繊維でも違った健康効果に繋がります。食物繊維の性質と働きをまとめると、食物繊維【水溶性】は【食事成分の消化・吸収の低下】【脂肪の消化吸収を促す胆汁酸（コレステロール）を減少】させる働きをし、【不溶性】は【便通改善】【腸内の通過時間を短縮】させる働きがあります。また、この2種類の食物繊維に共通する働きとして【食事の熱量低下】【消化器官の働きを活性化・腸内細菌の種類と代謝を変動】させる効果があります。今回のお話を是非参考にして頂き、いつも摂取してる食物繊維にも少し目配りし【自身の体内を自己分析してみて、何が足りていないのか・何が必要なのか】を考えて食材を選んでみて下さい。

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