テニスボールマッサージのやり方
安価で手に入りやすく、誰でも簡単に購入できるテニスボール。しかしいざ手に入れても、どんな風に使ったらいいかわからないという人は多いのではないでしょうか。
そこでここでは、テニスボールマッサージの方法について、首・お尻・背中・足裏といった計10箇所の部位をそれぞれ解説。
疲れが溜まっている部位や、コリが気になる部位のマッサージ方法を確認して、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。
首の筋肉をほぐすマッサージ
首と頭蓋骨の境目にある、「後頭下筋」という筋肉をほぐすマッサージ。首の後ろにテニスボールを当てた状態で、首や目を回すことで、首のコリをピンポイントでほぐします。
後頭下筋は痛めやすい敏感な部分なので、強く押し付け過ぎないように注意。痛いと思う手前くらいの強度で行いましょう。
目の疲れや頭痛解消に良いのでデスクワークが長い方に最適。また、むくみを取って小顔効果も期待できることから、ダイエット中の方にもおすすめですよ。
肩甲骨はがしのマッサージ
肩甲骨の内側のラインをほぐすマッサージです。肩甲骨のくぼみにテニスボールをセットして、マットの上に仰向けで寝転がり、上下に体を揺らすことで簡単にセルフ肩甲骨剥がしができます。
テニスボールが当たる位置を少しずつ変え、気持ちのいいポイントを探っていきましょう。背中の筋肉が固まっている人は痛みが出やすいので、少しずつ体重を乗せていくのがポイント。
肩甲骨の可動域を広げてくれるマッサージなので、肩や背中が凝りやすい猫背の人にこそチャレンジしてほしいメニューです。
脇の下の筋肉をほぐすマッサージ
テニスボールを2個入れた靴下を使って、脇の下の筋膜リリースを行う方法です。テニスボールをマットの下に置き、脇の下を正面や横側から押し付けるだけで、脇周辺の筋肉がほぐれて姿勢を改善してくれます。
脇はリンパが集中している部位なので、筋膜リリースによって血流が良くなって、バストアップ効果も期待できますよ。
肩が前かがみの状態で固定されてしまっている「巻き肩」でお悩みの人や、姿勢悪化によるバストラインの崩れが気になる人におすすめです。
股関節をほぐすマッサージ
足の付根にテニスボールを当てたら、肘を立ててうつ伏せになり、体を前後左右に揺らすだけととても簡単な股関節のマッサージ。痛みを感じる場合は、股関節に老廃物が溜まっている証拠なので、念入りにほぐします。
マッサージ中は深い呼吸を続けながら、テニスボールへと優しく体重をかけていきましょう。
股関節をほぐすと下半身全体の血行が良くなるため、足のむくみや冷え性でお悩みの方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。