四十肩、五十肩について

四十肩・五十肩は、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態をいいます。

主に40〜50代以降に多く見られるためこのように呼ばれますが、実際には年齢にかかわらず発症することもあります😨

原因は色々ありますが、主には加齢に伴う肩の関節や腱板、靭帯、関節包の変性が関係しており、炎症や癒着が起こることで肩の動きが制限されてしまいます。

症状の特徴は、肩の動かし始めや夜間に強い痛みが出ること、さらに腕を挙げる・背中に回すといった動作が困難になります。

発症から数週間〜数か月で痛みが強まる「急性期」、痛みはやや軽減するが動きが著しく制限される「拘縮期」、徐々に回復していく「回復期」といった経過をたどるのが一般的です。

多くは1〜2年で自然に改善しますが、放置すると可動域が十分に戻らないこともあります😨

治療には安静や消炎鎮痛薬、リハビリによるストレッチや運動療法が用いられ、早期に適切な対応をすることで改善が期待できます。

以下は四十肩、五十肩を予防するストレッチです🤸‍♀️

1. 肩回しストレッチ

肩に手を置き、肘で大きな円を描くように前後に10回ずつ回します。肩甲骨がよく動き、血流改善に効果的です。

2. タオルストレッチ

背中の後ろでタオルを上下に持ち、上の手は下へ、下の手は上へ引っ張るようにしてストレッチします。肩の内外旋の柔軟性が保てます。

3. 壁歩きストレッチ

壁に向かって立ち、指先で壁を少しずつ上に歩かせるようにして腕を上げていきます。無理のない範囲で10〜15回行いましょう。

4. クロスボディストレッチ

片腕を胸の前に横に伸ばし、もう一方の腕で抱えるようにして軽く胸へ引き寄せます。肩の後ろ側(後方関節包)が伸び、動きを保ちやすくなります。

5. 胸開きストレッチ

両手を背中の後ろで組み、胸を開くようにして腕を軽く後ろへ引きます。猫背改善や肩前面の柔軟性維持に効果的です。

今日から四十肩、五十肩を予防していきましょう👍

アヴニール編集部
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