足のトレーニングや運動は、生活を送る上でとても大切です。足はまず体の土台となる部分であり、立つ、座る、歩く、走るといった普段当たり前にしている動作をするのに欠かせません。
ただ、運動をしなくなったり、日常生活レベルで動かすのみだと、足の筋肉が衰え、そこから姿勢が悪くなり、バランスを崩しやすくなったりし、転倒やケガをする恐れが高まります。
特に50代をすぎると、下半身の筋力は顕著に低下しやすくなるため、足の運動やトレーニングが大事になります。
足の運動をしないまま過ごしていると、高齢者になったときに車椅子生活になり、それによるエネルギー消費の低下、ご飯を食べない、動かないという悪循環になり、介護が必要になってきます。
現代では、デスクワークやスマートフォンの利用が増えているため、座りっぱなしの時間が長くなっています。そのため、で足の筋肉が使われず、慢性的な運動不足になっている人がおおくなっています。
なので、日常の中で意識的に足を動かす習慣を取り入れることが大切になってきます。
階段を使う、短い距離は歩く、ストレッチをするなど、無理のない範囲で行うのが重要です。
足のトレーニングをすることの効果
足を鍛えると、筋力を保つだけではなく、全身の血流も良くすることの効果も期待できます。
ふくらはぎの筋肉は第二の心臓とも呼ばれていて、血液を心臓に戻すポンプのような役割があります。ふくらはぎを動かすことにより、足先の冷えやむくみ予防にもなります。
また、足裏には多くの神経が集まっていて、刺激を加えることにより自立神経のバランスを整える効果もあります。
主な下半身のトレーニングの種類
・スクワット
スクワットはトレーニングの王様と呼ばれており、非常に効果の高い全身運動です。
主に太もも全体、お尻、ふくらはぎを鍛えることができ、立つ、座る、歩く、走るといった日常の動きが楽にできるようになります。
また、スクワットは体の中でも特に大きい筋肉の太もも、お尻を動かすトレーニングのため、エネルギー消費が大きく、代謝が上がります。
そのため、ダイエットにも非常に効果的なトレーニングです。
・ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットはスクワットよりも負荷が高く、片脚ずつ鍛えることができるトレーニングです。
筋力のほかにバランス感覚、柔軟性も向上するため様々な効果が期待できます。
また、スクワットよりもお尻を鍛えやすいので、ヒップアップにも効果的です。