ビタミンってなに?

ビタミンってなに?
伊谷幸起

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ビタミンってなに?


過去のブログでPFCバランスのとれた食事を意識する必要があると書きましたが、食事にはそれ以外にもとるべき栄養素があります。それはビタミンとミネラルです。今回はその中のビタミンについてお話させていただきます。

ビタミンとは

みなさんはビタミンがどんなものか知っていますか?ビタミンのビタ「VITA」は生命、活力などの意味があり、生命に不可欠という意味を込めて名付けられました。ビタミン自体はエネルギー源にはなりませんが、主にPFCの代謝を助ける働きがあるので、非常に重要な栄養素です。ビタミンは全部で13種類ありますが、大きく水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンの2つに分けられます。

それぞれのビタミンの機能


では13種類あるビタミンのそれぞれの効果を見ていきましょう。まず水溶性ビタミンは表の9種類になっています。
ビタミンの名前
機能
代表的な食品
ビタミンB1
糖質の代謝、神経機能維持
豚肉、玄米、大豆
ビタミンB2
糖質、脂質、アミノ酸の代謝
レバー、魚介類、きのこ類
ビタミンB6
アミノ酸の代謝
にんにく、ピスタチオ、海苔
ビタミンB12
血液の形成、神経細胞の機能維持
さんま、あさり、卵
ビタミンC
鉄分の吸収、コラーゲンの生成
トマト、ミカン、緑茶
葉酸
血液形成
レバー、ブロッコリー、アボカド
ナイアシン
エネルギー代謝
レバー、たらこ、カツオ
ビオチン
糖質、脂質、アミノ酸の代謝
レバー、卵、乾燥舞茸
パントテン酸
糖質、脂質、アミノ酸の代謝
レバー、豆類、牛乳

水溶性ビタミンは尿に溶けて排泄されるため、少量をこまめに摂取することが大切です。

次に脂溶性のビタミンは表の4種類になっています。
ビタミンの名前
機能
代表的な食品
ビタミンA
視覚維持
うなぎ、レバー、乳製品
ビタミンD
骨の形成
マグロ、カツオ、干ししいたけ
ビタミンE
老化予防
アーモンド、かぼちゃ
ビタミンK
血液凝固、骨の形成
納豆、ブロッコリー、ほうれん草

脂溶性ビタミンは油と一緒に摂取すると吸収が良くなります。体内に蓄積されていくので、摂取のしすぎには注意が必要です。

ビタミンといえば野菜に含まれているイメージが強いですが、野菜だけでなく、種類によっては肉や魚などにも多く含まれているので、様々な種類の食材を食べることが大切です。

まとめ

ビタミンは人が生きていくために重要な栄養素の1つです。もし不足してしまうと、病気になったり、成長に支障が出たりします。しかし、ほとんどのビタミンは体内で作り出すことができないので、食事で摂取する必要があります。
健康的な生活を送るためにも、ビタミンを積極的に摂取していきましょう!