関節リウマチ お勉強blog

関節リウマチは、自身の免疫システムが誤って関節を攻撃することで炎症が起こり、痛みや腫れを引き起こす病気です。進行すると関節の破壊や変形につながるため、早期診断と治療が重要です。遺伝的要因や喫煙、歯周病などの環境要因が関与すると考えられており、主に手足の関節に発症し、発熱や倦怠感といった全身症状を伴うこともあります。昔は寝たきりになる病気でしたが、今は医療の進歩のおかげで寛解が目指せる時代になっているそうです。

関節リウマチ患者さんにとって、ピラティスは体の中心であるコアを鍛え、姿勢の崩れを改善して関節への負担を軽減し、関節の可動域を維持するために有効な運動です。ピラティスはゆっくりとしたペースで自身の体調に合わせて痛みのない範囲で行うことが重要です。

症状について

1つ目は、関節の痛みと腫れ。主に手足の関節、手首、肘、肩、膝などに炎症が起こり、痛みや腫れが生じます。2つ目に、関節のこわばり。朝方に起床時や長時間動かずにいた後に、関節の周囲がこわばる症状が出ることが特徴です。3つ目が、全身症状。発熱、倦怠感、食欲不振などが現れることがあります。4つめに関節の変形と機能障害。炎症が続くと関節の軟骨や骨が破壊され、関節が変形して機能が損なわれることがあります。

原因について

原因の一つが免疫の異常。自身の免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまうことで炎症が起こります。2つ目に遺伝的要因と環境要因。遺伝的な素因に、喫煙や歯周病などの環境要因が加わることで発症すると考えられています。3つめが女性ホルモン。女性に多く発症する理由として、女性ホルモンの影響も指摘されています。

治療について

1つ目は薬物療法。抗リウマチ薬、非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド剤、免疫抑制剤などが用いられます。2つ目にリハビリテーション。運動や理学療法で、筋力や関節の可動域を維持することが重要です。3つ目が早期治療の重要性。関節破壊は発症後2年以内に急速に進行するため、早期に治療を開始し、寛解(症状が落ち着いた状態)を目指すことが大切です。

いい栄養、取らない方がいい栄養積極的に取るといい栄養は、抗炎症作用のある食材を摂るといい。オメガスリーである青魚。抗酸化作用である野菜、果物。腸内環境をよくする発酵食品はキムチや納豆、味噌。逆に取らない方がいい栄養は、アルコールと過剰な脂質。

心のケア

慢性疾患なので、心の病に繋がりやすいそうです。ピラティスは呼吸法も相まって、心のケア、体力維持ができます。

避けた方がいい動き・習慣

1. 関節に強い衝撃を与える運動

ジョギングやジャンプ系(膝・足首に負担大)

重たいウエイトトレーニング(手首や肩を痛めやすい)

▶代わりにウォーキング、水中運動、ピラティスなど低負荷・全身運動が◎

2. 長時間同じ姿勢を続ける

座りっぱなし、立ちっぱなし、パソコン作業の固定姿勢▶30分〜1時間ごとに軽く動かす

3. 関節を強くねじる、反らす動き

手首を強くひねる、肘や指を反らす

膝を深く曲げて立ち上がる

▶関節を中間位で使う

他にも重いものを持つ、指先だけに力が入る動きも注意が必要です。

アヴニール編集部
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