肝臓の役割

肝臓の役割アヴニールブログ
中川丈士

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肝臓の役割

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今回は肝臓の役割を簡単に分かりやすく、説明していきます。

糖代謝

消化された糖質は、グルコース(ブドウ糖)
に分解されます。
グルコースはエネルギー源として使用されます。エネルギーが必要で無い時はグリコーゲンとして、筋肉や肝臓に蓄えられます。肝臓はグリコーゲンからグルコースに合成する機能があります。さらにそれを蓄えることで血液中のグルコースが不足した時に再びグルコースを全身へと送りだしてくれます。この働きによって血糖値は調整されます。

たんぱく質の代謝

たんぱく質は消化されると、アミノ酸、ペプチドに分解されて小腸より吸収されます。小腸に吸収されたアミノ酸は、再度たんぱく質に作り変えられることで、筋肉、骨、内臓器官の様々な組織に変わります。この変換作業を肝臓が担っています。吸収された必須アミノ酸や非必須アミノ酸を合成させたり、血液中に含まれている血漿たんぱく質を合成し、血液にタンパク質を送り込んでいます。

ホルモン代謝

肝臓には、多過ぎて余ってしまったホルモンを処理する働きがあります。処理することによって体内の濃度を適正に維持します。肝機能が不全になると、エストロゲン(女性ホルモン)の不活性化が阻害されたり、処理が上手くいかなくなってしまって子宮ガン、乳ガンが起こりやすくなります。女性ホルモンは男性にも機能しているので、身体に様々な変化を起こすことも多くあります。

脂質代謝

脂質は消化管によって、グリセリンと脂肪酸に分解され吸収されます。肝臓では、脂肪酸からコレステロール、中性脂肪、リン脂質を含むリポたんぱく質という物質を合成します。
中性脂肪は体内の脂肪として脂肪組織に蓄えられるエネルギー源になります。コレステロールはホルモンや細胞膜などを生成する材料です。

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栄養を貯蔵させる

代謝によって合成したグリコーゲン、中性脂肪を蓄え、短時間で激しい運動や、長時間で中強度の運動でエネルギーが枯渇した場合など、必要に応じて全身に栄養を供給する〝貯蔵庫”の役割もあります。それに加えて腸から吸収したビタミンA、D、B12などのビタミン類、鉄などのミネラル類の貯蔵も同時に行っており、これらの栄養素も随時、臨機応変に全身へと送り出されます。

体内に有害な物質の解毒し不要物の排出

食事、サプリメントや市販の薬(薬剤)により摂取された物質、代謝により生じた体内に有害な物質を、解毒するのも肝臓です。血中の有害物質を分解し、極めて毒性の低い物質に変換して尿や胆汁により排出されます。
一つ代表例を上げますと、アルコールです。アルコールに含まれる〝アセトアルデヒド”を〝酢酸”へと分解する事で無毒化します。また、トレーニングを日々する方やトップアスリートが毎日欠かさず摂取されているであろう〝アミノ酸”は分解する時にアンモニアが生じます。このアンモニアは、尿素に変換され尿で排出されます。

胆汁作り

重要な役割の一つである胆汁の生成。
主な役割→①小腸で脂質の消化を助ける。
     ②体内の不要物を排出。

前者は脂質を吸収出来る状態にするために特に重要です。
胆汁は、消化作用に寄与する胆汁酸のほか、黄色の色素の〝ビリルビン”が含まれいる事で、黄色いのが特徴的です。

肝臓が悪い時、疲れている時の症状

①目が疲れやすく、ぼやける、ドライアイ、かすむ、視力の低下。
②食欲不振
③発熱
④嘔気嘔吐
⑤全身倦怠感

肝臓の働きが悪くなる原因

◇主な代表例◇

食べ飲み過ぎ、睡眠不足、ストレス、運動のやり過ぎ、などです。

役割を見てもらうと肝臓には本当に多くの役割、機能があります。ですので肝臓機能が低下すると様々な事が起こりえると言う事が分かります。トレーニングをして筋肉を大きくしたい方、スポーツでより良い成績を残したい方は、肝臓機能と筋肉には密接な切っても切れない関係があるので、自分の運動量に合った食事量、食事内容が大事になってきます。
なんでも摂り過ぎは良くない事が分かります。
肝臓だけでは無く腸内環境を良くすると言う事はパフォーマンスも必ず良くなると言う事ですので、今一度見直してみてはいかがですか?

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アヴニール編集部
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