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アヴニールブログ
アヴニールではこのような研修をしています！
今回は先日行われたアヴニールの専任トレーナーによる研修の内容についてお話ししていこうと思います。
研修の内容は「キューイング」についてです。キューイングというのは簡単に言えば「言葉や身振りを使って指示する」ということです。キューイングが主に使われるのはヨガやピラティスといったスタジオレッスンの場ですが、マンツーマンのパーソナルトレーニングおいても非常に大切な要素の1つです。今回はキューイングとは具体的にどのようなものなのか、そしてアヴニールのトレーナーがそれをどのようにして研修で共有しているかについて書いていきます。
指導とは
キューイングの説明の前にそもそも「指導する」とはどういうことなのでしょうか。パーソナルトレーニングの場合だと運動を指導するわけですが、運動指導の場合だと次のような流れがあります。
動きの指示→観察→修正→確認→動機づけ
動きの指示は事前に今からどのようなトレーニングを行うのかを説明するということです。当たり前のことですが、何の説明もなしにトレーニングを行わせるトレーナーはいません。「このトレーニングはここを意識します」と言葉で説明したり、実際にやってみせたりして事前に説明を行います。
次に実際にトレーニングを行っていただく時にお客様のフォームを観察します。そこでフォームが間違っていれば修正を入れます。間違ったフォームでのトレーニングは怪我のリスクが高まるからです。
そして、修正後のフォームをあらためて確認して問題がなければ次の目標を提示するなどトレーニングへの新たな動機付けを行います。
指導の流れで最も大切なのは「観察」です。観察を怠ると修正が必要かどうか・次のステップに進んで良いのかどうかを正しく判断できなくなってしまうからです。人に指導する立場の方はただ内容を教えることだけでなく、その後を観察するということを意識して指導していきましょう。
キューイングの種類
キューイングは言葉で指示する「バーバルキューイング」と身振り手振りで指示する「ビジュアルキューイング」の大きく2種類が存在します。この2種類のキューイングの片方でしか伝えられていないと正確に伝わる可能性が低くなってしまいます。さらにそれぞれのキューイングにより伝わりやすくするためのコツがあります。
バーバルキューイングの場合だと重要なのは「簡潔・明快・建設的」であるということです。トレーニングの指導を例にすると、まずはどんな動きをするのか簡潔に伝える、その動きをイメージしやすいように明快に説明する、そして動作中に建設的（前向き）な言葉をかけるということです。
さらにバーバルキューイングを細かく分けると「イメージキューイング」「解剖学的キューイング」というものも存在します。
イメージキューイングはイメージしやすいものに例えて説明する方法です。例えば、胸を張るように説明する時にただ「胸を張りましょう」と伝えるよりも「オードリーの春日みたいに胸を張りましょう」と少し加えるだけでかなりイメージしやすくなります。
解剖学的キューイングは特に運動指導の場で用いられますが、これは例えば「広背筋を〜」と伝えるよりも「背中の筋肉を〜」と伝えるということです。筋肉の名称などを知らない方に細かい名称で伝えるよりも簡単な言葉で伝えることでイメージしやすくなると言うことです。こういった表現を使うことで言葉でわかりやすく理解してもらうようにします。バーバルキューイングを使えば動作中に修正をすることができるので、お客様がイメージしやすい言葉で伝えるということが非常に大切になります。
これに対して、ビジュアルキューイングは基本的に動作前に次の動作の形や回数などを指示します。例えば鏡で見本の動きを示すといったものです。この時に大切なのが修正するときにお客様の動きと理想の動きとの違いをお客様が見て理解できるようにするということです。お客様にとっても視覚的な情報は非常に大切だからです。
ビジュアルキューイングの中でも特に使われるのが「タクタイルキューイング」です。タクタイルキューイングとは体に触れて動きや感覚を伝える方法のことで、例えば動作前に効かせたい部位を触りながら「ここを意識します」と言いながら指示するというものです。バーバルキューイングも併用して意識する部位を触りながら動作を指示することでお客様がより理解しやすいようにします。
なぜキューイングが大切なのか
ここまでキューイングの説明をしましたが、キューイングで最も大切なのは「気づきを与える」ということです。お客様が動作中に意識するポイントを理解して、ご自身で体をコントロールできるようになるためにキューイングを活用してサポートすることが非常に大切です。その結果、「このトレーナーに教わりたい！」とお客様が自然に思われるような指導をすることができます。
研修でキューイングを実践する
今回の研修では「10カウントキューイング」で各トレーナーが普段行う指導の共有も行われました。10カウントキューイングとは1つの種目の中で10回動作を行う間に指導・分析・修正・確認・評価をバーバルキューイングとビジュアルキューイングを用いてサポートするというものです。キューイングはトレーナーそれぞれの性格によって大きく変わるので他のトレーナーの指導を見るというのは非常に面白いです。その中でわかりやすい言い回しや表現など良い部分を各トレーナーが吸収し合うという研修を行っています。10カウントキューイングがうまいトレーナーはお客様がトレーナーを信頼でき、安心・安全に受けられると思われやすくなるため、必須のスキルになります。
まとめ
今回はアヴニールの研修のテーマ「キューイング」についてまとめました。アヴニールでは定期的にパーソナルトレーニングを提供する上で大切な要素や意識を共有しながらトレーナーとしてレベルアップすることを目指して研修を行っています。この研修を積み重ねることでトレーナー全員がお客様に満足していただける最高のサービスを提供しています。今回の内容をご覧いただき「アヴニールでトレーニングを受けてみたい！」と思われた方、ぜひ体験トレーニングにお越しください。どの店舗でもレベルの高いトレーナーがあなたの悩みを改善いたします。
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